埼玉県に世界遺産!?
もしかして、もしかすると・・・埼玉県に世界遺産ができるかもしれませんよ
小学生のころ埼玉県に在住していた人なら、遠足などで訪れているかもしれませんが
実は、行田市で「さきたま古墳群」を世界遺産に登録しよう!
とする動きが進んでいるそうです。
さきたま古墳は5世紀から7世紀初めにかけて築造された9つの古墳が集積し
その一つの稲荷山古墳から国宝の金錯銘(きんさくめい)鉄剣が出土したことで、
全国から注目を集めました。
南北900m、南西450mに及ぶ地域一帯は1938年に国の史跡に指定されています。
世界遺産登録への取り組みは、
現埼玉県知事の上田知事が一昨年、古墳群を視察した際に
「世界遺産に登録される価値がある」
と発言したのがきっかけ
登録をするためには、国内の文化財として最高ランクの指定が必要とされます。
そのため、行田市はまず国特別史跡への格上げ指定を当面の目標に置いて
その後、国内の候補リスト入りを目指すそうです。
単体ではもっと大きな古墳もありますが、
集積数では国内随一の規模を誇り、世界的な遺産ではないかと考えられています。
国内での最大のライバルは大阪府堺市にある前方後円墳「仁徳天皇陵」
「ピラミッド、始皇帝の墓と並び世界3大墳墓と称されるスケールこそ人類の遺産にふさわしい」
と強調していますが、文化財としては未指定で、
国内候補となるにはまず文化財としての指定が必要。
これまでの登録例から、1つの国で類似施設の登録は敬遠傾向にあるとの見方もあり、
行田市はライバルの動向を注視しながら登録への活動を展開することになるそうです。
登録目標は10年後!世界遺産になったら素晴らしいですね!
<世界遺産>
「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録された文化・自然遺産。国内では白神山地、原爆ドーム、姫路城など13件が登録されており、「彦根城」「平泉の文化遺産」「鎌倉の文化財」「石見銀山遺跡(島根県)」が次の登録候補としてリストアップされている。県内の登録例はまだない。