希少な“カワゴンドウ”って?
絶滅危機の希少なイルカ“カワゴンドウ”のことがニュースになっていて、
カワゴンドウって?と思い調べてみました。皆さまは、ご存知でしたか?
カワゴンドウ:マイルカ科
体長 2.1〜2.6m
体重 90〜150kg
生息地 インド洋〜太平洋の熱帯海域の浅い海岸に主に生息。
大きな河川、特にインドのプラマプラト川やガンジス川、
ベトナム、ラオス、カンボジアのメコン川、ボルネオ島の
マハーカム川、ミャンマーのイラワジ川でも見られる。
行動 遅くて悠長に泳ぐ。なめらかに水面に出てゆっくり漕ぐ。
30秒から60秒の潜水後、すぐに3回呼吸が続く。
通常、水面上に体を出すことはほとんどない。
外見は、シロイルカ(ベルーガ)や
丸い頭と体が小さく背ビレのないところがスナメリと似ています。
また、ジュゴンと生息域が重なる地域があり、
遠くから見るとジュゴンにも似ているように見えるそうですよ。
シャチと比べると小さいですね。
ん?シャチが大きいのか・・・
可愛い。本当にシロイルカ(ベルーガ)に似てますね。
肝心なニュースの内容は・・・
絶滅の危機にある希少なイルカ「カワゴンドウ」のまとまった個体数をバングラデシュのデルタ地域で確認したと、野生生物保護協会(WCS)の研究者が4月1日、ハワイで開催中の学会で発表した。推定6000頭で、これまで考えられていた数百頭を大きく上回る数となっている。
まとまった数のカワゴンドウが確認されたのは、ガンジス川河口に広がるバングラデシュ西部のデルタ地域、シュンドルボンのマングローブ林の奥地。
調査したブライアン・スミス氏によると、別の地域では個体数が激減して絶滅寸前の状態で、これだけの個体数が確認されたのは貴重な発見だという。
カワゴンドウは東南アジアの河口や海岸近くに生息する。最大で体長2.4メートルに成長する。絶滅の危機にあるとされているが、正確な個体数は突き止められていない。
スミス氏によれば、近隣国ミャンマー(ビルマ)ではカワゴンドウは魚の群れを連れてくるとされており、漁師により大切にされているという。
バングラデシュでも、「カワゴンドウは市場に出回っていない。食糧不足で、たんぱく源が不足しているこの国でカワゴンドウが食用として捕獲されないのは、カワゴンドウを捕獲しないという文化的な不文律があることの証だ」と述べ、今後は保護のために、さらに詳しい調査を実施したいと話している。
